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Chapter14-1

R-18

「比奈ちゃん」

比奈が玄関のドアを開け先に中へ入った春樹は、彼女を引き寄せると強く抱きしめる。
ずっと抑えていた分、歯止めが効かなくなっているのは確か。

「春樹さ…っぁ…」

言葉を遮るように春樹が唇を塞ぐ。
何度も何度も啄ばむように…それはとても優しくて、それでいて情熱的…。
心も体も、溶けていってしまいそう…。

「比奈ちゃん…」

耳元で囁かれ、首筋から頬を撫でる手からは比奈への切ないくらいに溢れる想いが伝わってくるのがわかる。
別れを覚悟していただけにまた、こんなふうに名前を呼んでもらえるなんて思わなかった。
でも…。

「春樹さん、あの…待って…ここ…」
「あっ、ごめん…俺…」

…さすがに玄関ではちょっと…先走ったか…。
取り敢えず二人は部屋に入るが、室内はとても綺麗に整理されていて妹の…大違い。
おっと、これを言うとものすごい反論が返ってきそうなので、ナイショにしておこう。
しかし、ワンルームの部屋で真っ先に目に飛び込んでくるのは、ギンガムチェックのカバーが掛かっているベッド…春樹は見なかったことにして、視線を外す。

「狭いんですけどクッション使っていいですから、適当に座ってて下さい。何か、飲みますか?その前に春樹さん、お食事は?」
「えっと、お構いなく。食事はまだだけど、それより俺は…」

食事はまだだったけど、春樹にとっては食事より比奈をいただきたいわけで…。
とは、思っても今の状況では微妙だろうか…。

「私もこれからなんで、何か作りましょうか?」

彼女の手料理も、もちろんいただきたいけれど…やっぱり…。
春樹は比奈に言われたようにそこへは座らずに彼女のいるキッチンの方へ行くと、背後から抱きしめる。

「ちょっ、春樹さんっ」
「手料理もすっごく捨てがたいんだけど、まず比奈ちゃんをいただきたいなぁって」

―――え…。
いただきたいって…。

「はっ、春樹さんったら…」
「ダメかな」

体をクルッと正面に向けられて腰を密着するように抱かれ、至近距離に彼の顔がある。
心臓のドキドキがどんどん大きくなって、ここまで聞こえてきそうなくらい。

「ダメって…」

―――真顔で言われて、何て応えていいかわからない。
いきなりだし、シャワーだって浴びてないし…。
って、私ったら何言ってるのかしら…。

「急なんで、それに汗もかいてるしっ」
「ん?俺は、全然構わないんだけど。どうせ、また汗かいちゃうだろうし」

クスクスと笑いながら鼻頭をちょこんとくっ付ける春樹に少し不満気な比奈だったが、きっと彼には何を言ってもダメな気がして…。

「もうっ、春樹さんったら」
「俺ってこういうやつだから、よ〜く覚えておいてね?」

唇を挟むようにくちづけられて、比奈の全身は熱を帯びてくる。
そんな彼女の潤んだ瞳にもう限界に達していた春樹は、比奈を抱き上げるとそのままベットに滑り込む。

「比奈ちゃん、愛してる」
「私も、春樹さんを愛しています」

見つめ合う二人の間には、幸せな未来がすぐそこまできているに違いない。
再び唇が重なって、一度味わってしまうと止められない。
息もできないほど舌を絡め合い、お互いの握っていた手に力が入る。

「…ぁ…んっ…」

首筋から耳の後ろに舌を這わせると比奈の口から甘い声が漏れた。
弱いのだろうか?体を捩って逃げようとする。

…ダメだよ、比奈ちゃん。
余計、ソソルだけなんだから。

「…やぁ…っ…」
「比奈ちゃん、ここ弱いの?」
「…えっ…ちがっ…あ…っん…っ…」

比奈があまりに可愛くて、つい春樹はその場所ばかりを攻めてしまう。
もちろん、自分のものだっていう印も忘れずに赤い印をいくつも残す。
…後で、言われるかもしれないけど…。

春樹は彼女のブラウスのボタンを一つずつ外し、キャミソールを捲り上げる。
可愛らしいレースのブラに包まれた膨らみが露になったが、あっという間に背中のホックを外されてしまい。
比奈は思わず声を上げたが、両手を頭の上でしっかりと固定されていてどうにもならず…。

「…やぁっ…春樹さんっ…」
「ごめん。俺、もう我慢できないんだ」

優しくしようとしても、春樹には抑えることができなかった。
見惚れてしまうくらい真っ白で綺麗な肌、膨らみの輪郭に手を添えゆっくりと揉んでいく。
大きくもなく小さくもない、程よいサイズがなんとも心地いい。

「…あっ…ぁ…っ…ん…っ…」

ほんのりピンク色の蕾を指で弾くと比奈は背中を仰け反らせたが、すかさずもう一方を口に含む。
舌で転がし、時折甘噛みすると彼女の口からは一層甘美な声が漏れた。
それだけでも体の中心が熱くなっていいた春樹、お互い身に着けていたものを全て脱ぎ去って、生まれたままの姿になる。

「ごめんな。俺、先走って」

やっと一つになれるという時に…急ぎ過ぎたと後悔しても遅い…。
そんな春樹の気持ちを察してか、比奈は黙って彼の顔を引き寄せると額にそっとくちづけた。

「春樹さんが好きです、だから」

優しく抱きしめられて彼の熱いモノを感じ、彼の想いを感じる。
だから…。

「比奈ちゃん」

内腿に手を滑らせて秘部に触れると、そこは既に自分を向かい入れる準備が整っているようだ。

「入れてもいい?」

黙って頷く比奈にくちづけると自身を宛がう。
ゆっくりと彼女の中に埋めていくが、思ったよりも狭い。
すぐにでもイってしまいそう…。

「…っ…あぁ…っ…ん…っ…」
「…比奈…ちゃ…っ…」

彼女の腰をガッシリと押さえて、自身を最奥まで突く。
あまりの気持ちよさに勝手に腰が動いてしまう。

「…あぁぁぁ…っ…は…るき…さ…っ…イっ…ちゃ…う…っ…」
「…くぅっ…っ…俺も…イ…く…」

手をぎゅっと握り締め、彼女がイったすぐ後に春樹も自身を吐き出すとその場にグッタリと倒れこんだ。

+++

「比奈、おはよう」
「おっ、おはよう。春姫」

昨晩は春樹と過ごし、一つになって…。
しかし、その彼の妹と親友というのは、どうなんだろう?ちょっと複雑な心境で…。

「ねぇ、昨日兄貴ったら、家に帰って来なかったみたいなんだけど」
「へ?」
「何よぉ、そんな素っ頓狂な声を上げて」
「だってぇ」

春姫は二人のことを知っていてワザとこういう言い方をしたのだが、泣き腫らした顔の比奈をとても心配していただけに兄と結ばれたことを心から祝福していたのである。
もちろん、首筋の赤い印も見逃さなかった。

「兄貴、比奈の家に行ってたんでしょ?いいわよ、隠さなくたって」
「うん。私、春樹さんのこと誤解しちゃって」
「誤解?」

春姫は兄がストーカーされていた話をまだ聞いていなかったから、二人の間に何があったのかを知らなかった。

「あのね―――」

比奈がその話をすると春姫は驚いた様子で聞いていたが、兄が今までそういう付き合い方をしていた報いだと思った。
しかし、そのことで大事な親友を傷つけるようなことをしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

「ごめんね、比奈」
「えっ、どうして春姫が謝るの?」

比奈には、春姫が謝る理由がわからない。

「兄貴のせいで迷惑掛けて、嫌な思いさせて、ごめんね」
「そんなこと…誤解だって、わかったんだもん。私こそ、ちゃんと確認しないで春樹さんにもう会わないなんて…。だから、謝ったりしないで」
「比奈」

自分の兄にはもったいないくらいの彼女。
だからこそ、兄はここまで本気で惚れたのだろう。

「でも、良かった。比奈、元気なかったみたいだから、心配してたの」
「ごめんね」

二人で謝っていて、なんだかそれがおかしいかも。

「ところで、兄貴ってどうなわけ?」
「へ?」

また、「素っ頓狂な声を上げて」と春姫に怒られたが、こんな声をあげるようなことを聞くからっと比奈は反論したい。

「どうって?」
「またまた〜。あっちの方に決まってるでしょ?」

―――春姫、目が輝いてるっ!
そんなこと、聞かないでよ。
自分で思い出しただけでも、恥ずかしいんだからっ。
春樹さんとの夜はその…彼はとても情熱的で、一度では済まなくて…。
あ〜ん、もうっ、それ以上言わせないでっ。

「あっちって、何よぉ。ほら、もうこんな時間。早く、席につかないと始まっちゃうわよ?」
「あっ、うるさく言うオジサマ連中がいるのよね」

なんとか、誤魔化すことができたが、自分の彼氏の妹が親友というのはなかなか大変かも。
それにもしかしてもしかすると、義理の姉妹になってしまうかもしれないし…。

―――春姫が妹に?
段々と現実味を帯びてくるこの状況に、比奈は戸惑わずにはいられなかった。

+++

「ふ〜ん、何々?『比奈ちゃん、ごめんね。今夜は、ちょっと仕事で遅くなるかもしれ―――』」
「わぁっ。いつの間に春姫ったら…っていうか、声出して人のメールを読まないでよぉ」

トイレでこっそり春樹からのメールを見ていた比奈だったが、まさか後ろでそれを春姫が覗いていたとは…。
鏡に映っていたにも関わらず、全く彼女の存在に気付かなかったのは彼からのメールがとっても嬉しかったから。
週末だからと今夜は比奈の家で手料理を振舞うことになっていたのだが、仕事で遅くなるらしい…。

「ん?だって、おもしろそうなんだもん。兄貴が、どんなふうに比奈とメールのやり取りしてるのか」
「おもしろそうってねえ、別に普通だと思うけど」

―――本当は…全部見られなくて良かったかも?
だって、最後には必ず『愛してる』って、これが結構恥ずかしかったりもするのよね。

「そう?もっと、愛の囁きとかしてるのかと思った」
「あっ、愛の囁き!?」

―――さすが妹、鋭いわ。
なんて、ここで感心してるわけじゃないんだけど…。

「兄貴、家でも緩みっぱなしなんだもん。あたしが外泊しても何も言わなくなったし、週末になると特にね。比奈のこと、本当に好きなんだなって」

どこか恋愛に関して冷めた部分があった春樹を妹としてはちょっと心配していた面もあったのだが、今の兄はどうだろう。
仕事に集中している時以外は恐らく、比奈のことを考えているのではないか?
緩みっぱなしの兄を見ていると、自分まで彼氏に甘えたくなって、つい電話したりして。
それが意外にも彼氏には好評のようで、二人の関係は前よりもずっと深いものになっていた。

「比奈は?兄貴のこと、どれくらい好き?」
「えっ?」

どれくらいかと聞かれると非常に困るが、きっと春樹が比奈を想うのと同じくらいだと思う。
ふっと気付くと彼のことを考えていて、胸がキュンってなる。
これは恋愛特有の初期症状なのかもしれないが、今までとは違うように思うのは比奈だけじゃないはず。

「どれくらいって言われても、困るけど…」
「将来のことは?ちょっとは、考えてるんでしょ?」
「えぇっ?そんなこと、全然」

彼からの告白が結婚を視野に入れた付き合いだったから、漠然と考えることもある。
とはいっても、まだ付き合い始めたばかりでそこまで頭が回らない。

「何よ、考えてないの?比奈、あたしのお姉さんになってくれるんじゃないの?」

…兄貴が真剣にマンションの情報仕入れてたから、てっきりそうだと思ってたのに。

「おっ、お姉さん!?」

―――まぁね、考えなかったわけじゃないのよ?
だけど、いきなり言われるとどう返していいかわからないのよ。

「比奈がお姉さんだったら、あたし文句ナシだもん。実は今、付き合ってる彼とそんな話も出て
て、比奈にも会って欲しいなって思ってたのよね」
「そうなの?おめでとう」

お互いもう、そんな年になっていたということ。
彼氏のいる春姫なら、そういう話が出てもおかしくはないのだと、今更ながら思ったりして。

「まだ早いって。これからお互いの両親こ会ったりしなきゃならないし、それによってはダメになっちゃうかもしれないでしょ?」
「え?」

―――そっかぁ、結婚するってことは当人同士の気持ちはもちろんだけど、家同士の繋がりも少なからずあるってことよね。
大変なんだなぁ…。
まるで他人事のように思いつつ、長話をしてしまったから二人は急いで席に戻ったが、比奈はちょっと複雑な心境になっていた。

+++

遅くなると言っていた春樹が来るのを心待ちにしていた比奈。
彼の好きなものを作って待つのは、新婚さんみたいかも。
―――春樹さん、早く帰って来ないかな。
メールでのやり取り、毎日欠かさず電話もくれる。
だけど、やっぱり顔が見たい。

そんなことを思っていると玄関のブザーが鳴って、ドアフォンを取る。
もちろん、その声は愛しい相手。

「お帰りなさい」
「ただいま。ごめん、遅くなって」

春樹は家に来ると真っ先に比奈にキスをする。
これがまた恥ずかしいのだが、彼は全くそんなふうには思っていないらしい。

「お腹、空いたんじゃないですか?すぐに温めますね」
「あぁ。比奈ちゃんは、料理が上手いから楽しみにして来たんだ」

春樹が脱いだジャケットを比奈がハンガーに掛ける。
こんな何気ない動作も春樹には全てが愛おしく感じられるのは、一生を共にしてもいい、そう思える人だから。

「今日、春樹さんからのメールを危うく春姫に見られるところだったんですよ?」
「春姫に?」
「はい。トイレでこっそり見てたんですけど、気付かないうちに後ろから覗かれていて」
「ったく、あいつったら」

彼女に送ったメールを自分の妹に見られるのは、ちょっと、いやかなり恥ずかしい。
実をいうと自分で打っていても恥ずかしいのだが、言葉にできない分、文字にして伝えていたつもりだった。
…それをあいつったら、覗き見するとは…。

「あと、春樹さん。家では揺るみっぱなしって、本当ですか?」
「え…」

…それも、春姫か…。
こりゃぁ、早く家を出る計画を立てないと何を言われるかわからない。

そんな困った表情の春樹をクスクスと笑いながら、比奈がテーブルの上におかずのお皿を並べていく。
今夜のメニューは、白身魚のトマト煮とコーンスープ。
いい匂いが、部屋中に漂ってくる。

「…ちょっ、春樹さんっ」

春樹は比奈の背後から腰に腕を回して自分の方へ抱き寄せ、暴れる彼女を腕の中に封じ込める。

「そうだよ。もう、比奈ちゃんのことばっかり考えて、家でも会社でも緩みっぱなしで、散々冷やかされてるさ」
「春樹さんったら」

「離して下さい」と言っても、彼は腕を緩めてくれない。
―――これじゃあ、食事できないでしょ?って思っても、無理みたい。
でも、そんなふうに思ってもらえるのは、やっぱり嬉しい…。

「比奈ちゃんは?俺のこと」
「私だってそうですよ。気付けばいつも、春樹さんのことを考えていて」

彼の大きな胸に体を預けると温かくて、髪を優しく撫でる手が心地いい

「…っ…はる…き…さん…」
「比奈ちゃん…」

重なる唇、せっかくの料理が冷めてしまう…しかし、こうなってしまうと止められない…。
結局、もう一度温めなおして食べたのでした。



「あっ、春樹さんごめんなさい。起こしちゃいました?」
「ううん、ちょうど目が覚めたところだから」

おはようのキスを交わす二人。
目覚めた時に愛しい相手がすぐ目の前にいてくれるのはとても幸せなことだが、比奈のシングルベッドでは狭過ぎてちょっと体を動かしただけで彼を起こしてしまう。
かといって、この部屋では買い換えるわけにもいかないし…。

「ベッド、狭いですね」
「密着できて、俺は構わないんだけど」

言ってる側から、春樹は比奈の腰に腕を回してお互いの脚を絡め合う。

「ちょうどいい、見に行こうか」
「見に行くって、何をですか?」
「ベッド」
「べっ、ベッド!?」

「そう、大きいやつ」と平然と言う春樹。
―――ベッドを見に行くって…。
見に行ってもいいんだけど、どこに置くの?
こんな狭いところに大きなベッドなんて、入らないのに…。

「善は急げ、早く行こう」
「行こうって…」
「ほら、比奈ちゃん。早く着替えて」

いきなり、ベッドを見に行くことになったわいいが…。
―――春樹さんって、こんな人だったの!?
彼の意外な一面を垣間見た比奈だった。



「比奈ちゃん、こんなのどうかな?」
「えっ、はぁ…」

ここはおしゃれで洗練されているが、リーズナブルで大人気の北欧家具のショップ。
―――それにしても、どうかなって…。
春樹さん、本当にこれ買う気なのかしら?

「ちゃんと選んでもらわないと」
「春樹さん、本当に買うんですか?」
「当たり前でしょ」
「でも、うちは狭くてこんなに大きなベッドは入りませんよ?」
「大丈夫、これくらい余裕だよ」

―――余裕って…。
比奈の言葉など、聞いているのかいないのか。
それでも、家具を選ぶのは女心をくすぐるもの。
部屋中ベッドになってしまうかもしれないが、仕方ない。
新婚さんのようにキャーキャー言いながら、あーでもない、こーでもないと二人して並んで寝てみたり。

「でも、うちのベッドを処分しないとこれは入りませんね」
「その心配は、いらないよ」
「え?」
「比奈ちゃん、ちょっと来てくれる?」

今度は手を引かれて、ショップを出たと思うと電車を乗り継いで着いた先は…。
――― マンションのモデルルーム?

「春樹さん、ここ」
「ちょっと目を付けててね。比奈ちゃんさえよければ、契約しようかと思って」
「契約って…」

――― 契約って…。
だから、あんなに大きなベッドも…。

「言っただろう?近い将来、結婚も視野に入れた本気の付き合いだって」
「春樹さん…」

握っていた手に力が入る。
春姫に言われて段々そんな気にはなってきていたけど…いざ、現実にこういう状況に置かれると幸せ過ぎてどうしていいかわからない。

「比奈ちゃんを幸せにする。だから、俺と結婚して欲しいんだ」

真剣な眼差し、彼の想いを全身に感じて…。

「はい。春樹さんも、私と幸せになって下さいね」

春樹は、思わず比奈を抱きしめると「ぁっ」と小さな声を上げた彼女に―――。

「比奈、愛してる」

二人で一緒に幸せに。


To be continued...


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