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Chapter6

R-18

「今日の市川さん、また随分と荒れてるな」

そう俺こと橘 圭吾(たちばな けいご)に耳打ちしたのは、同僚の原田だ。

「彼氏と別れたらしい…」

「またぁ?」いつものことに原田も呆れ顔。
市川 美冴(いちかわ みさえ)さんは確か26歳、俺の二年先輩で同じ課で一緒に仕事をしている。
ダイナマイトバディで超美人、誰もが振り返るようなそんな女性なんだけど、なぜかすぐに彼氏と別れてはこうやって荒れるのだ。
俺が新人で配属されて彼女と仕事をするようになってかれこれ一年半になるが、こういうことはこれで何回目だろうか?
もう、すっかり慣れてしまったけどな。

「たちばな〜」

市川さんの呼ぶ声が聞こえる。

「はいはい。明日は休みですし、今晩はとことん付き合いますよ」

その度に俺は彼女に付き合って、朝まで飲み明かすのだ。
「橘も大変だな」という原田の言葉に苦笑する俺だが、内心ホッとしていたりもする。
俺がいつもどんな想いであなたを見つめているかなんて、彼女はこれっぽっちも知らないんだろうからな。

+++

場所は、行きつけの居酒屋。
一見、彼女の外見には似つかないような場所だが、彼女はいわゆるしゃれた店が嫌いらしい。
取り敢えず、お互い生ビールのジョッキを注文する。

「で、別れた理由は何ですか?」

俺は、単刀直入に聞く。
これも、いつものことだ。

「橘、聞いてよ。あいつったら二股かけてたのよ?まったく、人をなんだと思ってんのよね」

彼女は、そう言い終えるとビールを一気に飲み干す。
「すいませーん、生1つ」こうなると、もう止まらない。

もう、何杯目のジョッキを頼んだのかもわからなくなるくらい飲んだ頃。

「橘はさぁ、あたしのことどう思う?」
「いきなり、何ですか?」
「魅力ないのかなって…」

―――はぁ?一体、何を言い出すのやら…。
あなたは、俺にとってこんなにも魅力的なのにそんなわけないだろう?

「そんなことないですよ」
「だってガサツだし、可愛くないしさ」
「俺は、市川さんは十分可愛いと思いますけどね」
「もう、男なんて信じられない…。あたしのこと、本気で好きになってくれる人なんて、いないのかな?」

ポツリと彼女が呟いた。
今までになく弱気な発言だ。

「そんなことないですって、必ず市川さんのことを大事に思ってくれる人が現れますよ」
「そうかな…」
「そうですよ」
「橘って、優しいよね。そう言えば、橘は彼女いないの?」
「俺ですか?大学の時から付き合ってた彼女はいたんですが、会社に入ってすぐに別れちゃいました」
「何でって、聞いてもいい?」
「彼女はまだ学生で、お互いの時間が合わなくなって何となくですかね」
「それっきり?」
「それっきりです」

―――『俺が彼女と別れたのは、実はあなたのせいなんです』とは言えないよなぁ。

あれは俺が大学3年になった時、テニスサークルに入っていた俺は新入生歓迎コンパというのに参加した。
その時に1年生で入部して来たのが、理沙だった。
初めから何となく気になってはいたんだけど、彼女は積極的に俺にアプローチしてきた。
お互い束縛するのが嫌いだったから、逆にそういうのも居心地よかったんだと思う。
俺にしてみれば2年ちょっと付き合ったんだから、かなり長続きした方だろう。
会社に入ってあなたに出会わなかったら多分、今も付き合ってるだろうな。
そんな俺の気持ちなんて、目の前の彼女は知る由もない。

「何か、もったいないね。橘、いいやつだし、背も高いしかっこいいのにね。誰か、いい人いないわけ?」
「いますよ、ずっと想ってる人が。でもその人、俺のことなんて全然眼中にないって感じですけどね」
「そうなの?勇気出して言ってみたら?橘のこと断る人なんて、いないと思うけど」

そう言って彼女は酒に酔っているのか、潤んだ瞳で俺を見つめ返す。
―――そんな目で見られたら、俺の理性も利かなくなるだろうってのに。

「もしもそれが市川さんだったら、受けてくれますか?」

俺は賭けとも言うべきか、それとなく彼女に問いかけてみた。

「あたし?もちろんだよ。だけど、橘はあたしにはもったいないわね」

予想外の答えに俺は、少し戸惑った。
たとえ酔っているとは言っても、冗談で笑い飛ばされると思っていたから…。

「その言葉、本気にしちゃいますよ?」
「いいよ、本気にして」

―――オイオイ、マジで言ってるのかよ。
勢いとはいえその言葉、俺はマジで受け止めるぞ。

「じゃあ、俺と付き合ってください」
「はぁ?今なんて言ったの?よく聞こえなかった」
「ちゃんと聞いてて下さいよ」

俺は姿勢を正すと深呼吸をしてから、もう一度言い直した。

「市川さん。俺と付き合ってください」

彼女はただでさえまん丸で今にもこぼれ落ちそうな目を更に見開いたまま、その場に固まってしまった。
―――何だよ、この沈黙は。さっき、いいって言ったのあなたじゃないですか。
今更、冗談ですじゃあ済まされないって。

「何とか、言って下さいよ」

俺は、我慢できなくて返事を促した。

「嘘でしょ?」
「俺は、本気ですよ。ずっと好きでした。彼女とも別れたのは、あなたのことを好きになったからです」
「だって…橘には、こう大人しくって可愛らしい子が似合うと思うもの。あたしみたいな女は、似合わないわよ」
「似合うとか似合わないとか、そういうのは関係ないと思うんです。さっき俺が、自分の気持ちを伝えたら断らないって言ったのは嘘だったんですか?」

こうなったら、とことん攻め捲くるしかない。

「いや、あっ、あれはね。ほら、言葉の文って言うかそのね…」
「市川さんは、俺の気持ちをそんなふうにしか思ってなかったんですか」
「ごめん、そんなんじゃ―――」
「そのごめんは、何に対するごめんですか?」
「え?あぁ、橘の気持ちはすごく嬉しいよ。普段のあたしだったら、絶対受け入れてると思うもの。だって、さっきも言ったけど、橘はいいやつだし優しいしさ。でもね、今だけだよ、きっと橘だってすぐにあたしのところから離れていく…もう、傷つきたくないの」
「そんなこと、絶対にありません。俺は、あなたから離れたりなんてしません。信じて下さい」

ただただ、彼女は首を横に振り続ける。
俺は、今にも泣き出しそうな彼女を見ていられなくて。

「出ましょう」

腕を掴むと店を出た。

「ちょっと橘、離してよ。どこに行くの?」

俺は彼女の問いには答えず、タクシーを捕まえると彼女を押し込んだ。

+++

タクシーの止まった先は、とあるマンションの前。
俺はまだ状況を理解できていない彼女を引っ張るようにして、自分の部屋まで連れて行った。

「散らかってますけど、どうぞ」
「う…ん」

一瞬、彼女は躊躇ったが、そんな彼女の背中を押すようにして中に入れた。
リビングの明かりを灯すと俺は我慢できなくて、彼女を自分の方へ向かせると強く抱きしめる。
思ったよりも、小さな体。
しかし、ナイスバディの彼女である。
胸の膨らみを感じて、俺の中がカーッと熱くなる。

「ちょっと、橘。離して」
「嫌です」

彼女は何とかして俺から離れようともがいているが、ガタイの大きい俺にしっかりと抱きしめられてしまうと、まるで子供が親に捕まえられているようだ。
絶対、離すものか―――。
やっと手に入れることが、できそうなのに…。

「美冴さん、あなたが好きです。愛しています」

彼女の耳元に囁くように言うと、耳たぶを甘噛みする。

「いゃっ…ん…」

思わず彼女の口から吐息が漏れて、理性が飛びそうになるのを寸でのところで抑えた。

「そんな声を出されると、俺も我慢できなくなります」
「なっ、何言ってるの?」

いつも余裕たっぷりの彼女が慌てる姿、うっ…可愛い過ぎる。
それに酔っているのもあるが、顔がほんのりと赤いし。

「美冴さん、もう一度言います。俺の彼女になって下さい」
「・・・・・」
「美冴さん?」

黙ったままで、返事のない彼女の名前をもう一度呼ぶ。

「あたしのこと、フったりしない?」
「そんなこと、絶対しません」
「本当?」
「本当です。この一年半、あなたに付き合ってる人がいても俺はずっと想ってたんですから。大丈夫、今は俺のことをそういうふうに思えないかもしれませんが、美冴さんは必ず俺のこと好きになりますよ」
「すっごい、自信ね」
「当たり前ですよ」
「橘…」
「圭吾って、名前呼んでください」
「圭…吾」

名前で呼ばれただけで、どうしてこんなにも自分が特別な存在になれたような気がするのだろうか?
俺は、嬉しさのあまり彼女を抱き上げるとソファーの上に押し倒した。

「ちょっと!橘…じゃなくて圭吾ったら、何するのよっ」
「嬉し過ぎる。俺、もう我慢できません。今から、美冴さんを抱きます」
「はぁ?何、言ってるの!」

それ以上、言葉を言わせないように俺は彼女の唇を自分のそれで塞ぐ。
初めは抵抗していたけれど、段々と俺のキスに慣らされていくのがわかる。
俺がすかさず舌を入れると観念したのか、彼女もそれに応えるように俺の舌に絡めてくる。
―――さすが、上手いな。
そう思ってしまうほど彼女のキスは、俺を官能の世界へと導いていく。
何度も何度も角度を変えて繰り返されるその行為に自分が仕掛けたはずなのに逆に俺の方が、溶けてしまいそうだ。
キスをしたまま、彼女の着ていたカットソーの中にそっと手を入れて二つの膨らみのうちの一つを覆うように手を添える。
―――うわぁ、これは…。
想像はしていたが、それ以上に彼女のそれは豊かなものだった。
俺はなんとか理性を保ちながら、彼女の背中に手を回すとブラのホックを外す。
そして、一気にカットソーとブラを胸の上までたくし上げると既に主張しているピンク色の蕾に吸い付いた。

「いやぁ…っん…」
「美冴さん、嫌じゃなくて気持ちいいでしょ?」
「…何、言って…ぁ…っん…」

もう一つの膨らみを片手で揉みながら、蕾を指でクリクリっと刺激する。
その度に彼女の口からは甘美な声が上がり、俺の脳を更に甘い世界へと導いていくのだ。
―――このままだと、俺の方がヤバイかも。
今まで色んな子と体を合わせてきたが、こんなにも俺の心を乱す女性はいなかった。
いつだって冷静で淡白な俺に、彼女の方が物足りないという様子だったのに…。
そのまま唇を彼女の下半身まで這わせて、タイトスカートのファスナーを下ろすと一気にショーツごと引き抜いた。
今の俺には、彼女をゆっくりと味わう余裕など微塵もない。
彼女の足を大きくM字に開き、茂みの間からちょこんと顔を出した薔薇の花弁を指で擦り上げる。

「ダメ…そこ…は…ぁんっ…」
「美冴さん、ここが感じるんですか?」
「そんな…んじゃっ…ぁ…んっ…」

彼女は首を左右に振りながら、口で自分の指を咥えて声を押し殺すようにしている。
そんなことをされると余計に俺のスイッチが入ることを彼女は、きっと知らないのだろう。
俺は、そっと彼女の口から指を抜くと触れるだけのキスを落とす。

「美冴さん、声我慢しないで。可愛い声、もっと聞かせて」
「…だっ…てっ…んっぁっ…」

俺は、一気に彼女の中に指を入れて内壁を掻き回す。
会社ではいつだって俺よりも大人で自信満々な彼女が、実はこんなにも控えめで可愛らしいとは…。
そのギャップが、俺を狂わせる。

「ダメ…圭吾…イッちゃう…」
「いいですよ。イっても」

俺は、もう一度彼女にくちづけると指の数を増やして彼女の感じるところを攻め立てた。

「…あぁぁっ…ぁぁんっ…」

体を思いっきり仰け反らせた後、ぐったりと動かない。
彼女の荒い吐息だけが、静かな室内に響き渡る。

「美冴さん、イったんですか?」
「もう、嫌」

そう言うと彼女は、顔を両手で隠してしまった。

「美冴さん?」

俺は、彼女の顔を覗き込むようにしてもう一度名前を呼び、顔を覆っている手をどけようとするが、彼女はなぜかそれを拒む。

「顔、見せてください」
「嫌、恥ずかしい…」
「どうして?」
「だって、あたしばっかり…こんなに早く、イッちゃって…」

赤くなって最後は消え入るような声でそう言った彼女が愛しくて、俺は彼女をぎゅっと抱きしめた。
―――『あたしばっかり…こんなに早く、イッちゃって…』なんて、可愛い過ぎるだろう?

「そんなことないですよ。俺、嬉しいです。こんなに俺のこと感じてくれて。でも、まだこれからですからね」

俺は、一度イって敏感になっている彼女のそこに舌を這わせながら、指を出し入れする。

「嫌ぁ…ん…圭吾…っ…」

もうすぐにでも彼女の中に俺自身を埋めたかったけれど、ついこんなところで意地を張ってしまう。
年下の俺が、唯一彼女より優位に立てるのはこんな時だけだからな。

「もうっ…焦らさ…ない…で」

さすがに彼女も限界に来ていたのだろう。
もちろん、それは俺も同じだったけれど…。

「どうして欲しいの?美冴さん、ちゃんと言って」
「…圭…吾…が…欲しいの…」

潤んだ瞳で『圭…吾…が…欲しいの』なんて言われて、もう今の俺には我慢なんかできるはずがなかった。
まだ洋服を脱いでいなかったことに気付いて、上半身に身に着けていたものを全て取り去り、ズボンのベルトを緩めて既に硬く主張しているそれを露にするとゴムを手早く装着して彼女の中へ一気に自身を埋める。
―――うっ、これは…ヤバイ。
気持ちよ過ぎ。
激しく腰を動かして、彼女の最奥まで突き続ける。
彼女を壊してしまいそうだったが、もう俺にはどうにも止めることができなかった。

「あぁぁぁんっ…ダメ…圭…吾…イっ…ちゃう…」
「俺…も、イ…く」

彼女の腰に手を掛けてぐっと自分の方に密着させると更に奥まで突いた。

「はぁぁぁっ…っ…」
「ううっ…」

二人の声が重なって、俺は彼女に覆いかぶさるようにしてソファーに倒れこんだ。
暫くの間、お互い動くことができなくて繋がったままだったが、さすがにその状況はまずい。
少し小さくなった俺自身を名残惜しむように彼女の中から引き抜くと小さく彼女の口から声が漏れる。
額にかかった彼女の髪をそっと手で避けて、そこにくちづけた。
勢いでこんなふうに、それもソファーでなんて抱いてしまって、嫌われたのではないか?
そんな思いが、急に俺の中を駆け巡った。

「美冴さん…俺―――」

彼女は、そっと俺の首に自分の腕を回すとその先を言わせないように唇を塞ぐ。

「謝らないで。圭吾は、あたしのこと絶対離さないって約束したじゃない」

―――あぁ、やっぱり、あなたは最高だ。

「美冴…さん。好きだ」

今度は俺から彼女の唇だけでなく、可愛い鼻やくっきり二重の瞼、もう顔中にキスの嵐を降り注ぐ。

「いやぁんっ圭吾、くすぐったいよ」
「そぉ?」

どちらからともなく笑みがこぼれる。
俺は、彼女の背中に腕を回してゆっくりと抱き起こした。
明るいところでお互い裸っていうのがまた、なんともエロちっくなんだけどな。

「ねぇ。俺のココ、また元気になってきちゃったんだけど」
「ええ?!もうっ、何言ってるのよっ」

ちらっと俺のアソコを見た彼女は、顔を真っ赤にして俺に抗議する。
そんな顔も、誘ってるようにしか見えないんだけどな。

「美冴さんが、悪いんですよ」
「どうして、あたしが悪いの?」
「俺、美冴さんのことずっと片思いだったから、この1年半ずっとヤってなかったんです。だから1回じゃ済まないんですからね。責任取ってくださいよ」
「そんなの、しっ、知らないわよ!」

逃げようとする彼女を俺は、しっかり捕まえて離さない。
―――もう、絶対に離さないって言ったのに。
そんな彼女を抱き上げて取り敢えずバスルームまで連れて行って、軽くシャワーを浴びた。
そして、今度はベットの上で何度も何度も絶頂を迎えては果てた。
最後には疲れて繋がったまま、彼女は眠ってしまったけれどな。
もう少しで、彼女を壊してしまうかと思った。
今、俺の腕の中でスヤスヤと眠る彼女は、とても俺より2歳年上とは思えない。
整った顔立ちがすごく綺麗で、それでいて笑うとえくぼができてとても可愛らしいんだ。
そんなに大柄じゃないけれどスタイルは抜群で、会社の男供の格好の餌になっていたことも知っている。
その度に俺は、心の中でそいつの胸倉を掴んで殴り倒していたものだ。
しかし、この俺がこんなにも1人の女性に執着するとは思ってもみなかった。
いつも相手から告られて、可愛いからとかスタイルがいいからとかそんな理由で付き合っていたから、自分から人を好きになることなど考えもしないことだった。
それが、新人として配属されて初めて彼女を見た時に今まで感じたことのない想いにかられ、俺は自分の想いを持て余していた。
その時はまだ理沙とは付き合っていたけれど、正直、理沙のことなどどうでもいいと思ってしまうほどだったから相当だろう。
外見も確かに今まで出逢ったどの女性よりも良かったけれど、それだけではなかった。
明るくてサバサバしてて、絶対、男に媚びたりしない。
もちろん俺に対してもそうで、そんなところがツボに嵌ったんだろうな。
年上なのにからかうとムキになって返してくるし、本当に可愛い人なんだ。
でもあの容姿だし、男が放っておくはずもなく、彼氏がいたわけだけど、どうも長続きしない。
相手が彼女のギャップについていけないのか、すぐに別れてしまう。
それはそれで俺には嬉しいことだったが、またすぐ次の彼氏を見つけてくるんだ。
俺のつき入る隙が、なかったんだな。
彼女の全てを理解できるのはこの俺しかいないって自信があったから、今度も長続きしないって確信はあったけど、今回はいつになく弱気な彼女を見て思わず自分の気持ちをぶつけてしまった。
これは賭けでもあったけれど、彼女はどうも押しに弱いようだな。
だから、次から次へと男を変えていたのかもしれないが…。

俺は、絶対にあなたを離さない。
あなたが嫌って言ってもね。
覚悟してくださいよ。

そう言葉にならない声で呟くと俺は、ゆっくりと眠りに入っていった。


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