「今日は、ピンクと黒の水玉の下着なんだね?可愛い。あっ、ショーツは紐になってるんだ」
湊は帆波の服を全部脱がせて、下着姿だけにしてしまう。
今日は帆波がどんな下着を身に付けているのか?彼にとっては、ひとつの楽しみになっていたのだった。
「…そっ…んなこ…と…いちいち…言…わ…なく…て…もっ…」
―――いちいち、実況中継しないでっ。
自分の趣味が湊を喜ばせていることはわかっているのだが、つい彼の好みの物を選んでしまう。
惚れた弱み、というものなのだろうか?
「…ぁんっ…っ…」
「せっかくの可愛い下着なんだけど、やっぱり帆波自身を見たいなぁ」
呆気なく胸の締め付けがなくなって、弾けんばかりの膨らみがこぼれ出る。
彼は、特に帆波の胸がお気に入り。
ふわふわしていて、それでいて弾力があって、本人曰くとっても気持ちいい…らしい。
それも、いちいち口に出して言わないで欲しいのだが…。
「…やっ…んっぁ…っ…」
「こんなに硬くなっちゃって。もう、感じてくれてるんだ」
「うれしいなぁ」とか言いながら、チュッチュッと音を立てて蕾を吸い上げる。
―――そんなにしたら、声…我慢…できない…。
きっと、湊はそれを知っててワザと…。
っもう…。
「…っあぁぁ…っ…んっ…っ…」
「帆波、もっと声聞かせて」
湊は器用に一方の膨らみの先を口に含みながら、もう一方の膨らみを手でやんわりと揉んでいく。
そして、蕾の周りをクルクルと指で円を描くように刺激するのだが、決してその先には触れようとしない。
微妙に感じつつも、最後の一歩が物足りない。
「…やぁ…っ…んっ…」
「や、じゃないでしょ?どうして欲しいの?」
―――うぅ、湊さんのイジワルぅ。
本当はもっと触れて欲しいけれど、恥ずかしくて言えるはずもなく…。
「イジワル、しないで…」
「イジワルじゃないでしょ。ちゃんと言ってくれなきゃ、わからないよ」
―――あん、もうっ…。
「もっと…」
「もっと?」
「触って…」
本当に聞こえるか聞こえないかの小さい声だったけれど、それでも湊は満足気に微笑んで両方の蕾を刺激する。
「…っあぁぁぁ…ぁっ…っ…っ…んっ…っ…」
焦らされた分、体中を電流が流れたような衝撃が走り、帆波は胸を突き出すようにして仰け反る。
これだけで、イってしまいそう…。
「帆波、まだまだこれからなんだから、イっちゃダメ」
「…そ…んな…っ…ぁんっ…」
「今度は、こっち」
胸から腰のラインを沿って、手がショーツの紐に掛けられた。
こういう時のために…買ったわけではなかったけれど、彼の嬉しそうな顔うつろながらに視界に入る。
「一度、この紐っていうのを引っ張ってみたかったんだ」
―――だからぁ、そういうこと言わなくてもっ…。
スルリと両方の紐を解かれ、既に感じていた秘部からはツーっと透明の糸が張っていた。
「ここは、もうヌルヌルだね?」
「…ひゃぁぁっ…っ…っ…んっ…」
薄い茂みの間からぷっくりと顔を出していた突起を指で擦り上げられて、一際大きい声が漏れる。
その声に気を良くしたのか、すかさず秘部の中に指が入ってきて、ゆっくりと内壁を掻き回していく。
ただでさえ、いつイってもおかしくないほどだったのに…。
「ここが、いいの?」
「…あぁぁぁっ…っ…っ…ぁっん…」
「それとも、こっち?」
色々な角度から執拗に攻められて、帆波はフリーズ寸前。
「…やぁっ…イっ…ちゃ…う…っ…」
「しょうがないね。イって、いいよ」
すぐ後に帆波はぐったりと、その場に横たわった。
はぁ…はぁ…と荒い呼吸だけが部屋に響いていたが、本番はこれからだったということをすっかり忘れていたわけで…。
「…ぁっん…っ…」
湊も着ていた服を全部脱いでお互い生まれたままの姿になると、向かい合うようにして抱き起こされる。
イったばかりの帆波からは、微かに甘美な声が漏れた。
「帆波から、入れて」
「え?そ…んな…の…無…理…」
「大丈夫。ほら、俺のここ、もうパンパンなんだけど」
向かい合っているから、嫌でも彼のモノが目の前にあって…。
それは、帆波を受け入れるために大きく上にそそり立っていた。
「早くっ」
待ちきれず、腰を持ち上げられ、秘部に硬いモノが触れる。
観念した帆波は、湊の首に抱きつくようにして、ゆっくりと体を沈めていった。
「…んっぁ…っ…っ…」
入れられるのとは違う感覚に、どうしていいかわからない…。
「…くぅっ…帆波、締まりが良過ぎっ…」
「…そん…な…っ…ぁんっ…」
「…帆波、我慢できない。動いて」
―――動くってっ…。
下半身が湊でいっぱいの帆波には、ちょっと動いただけでもイってしまいそう…。
「…やぁっん…っ…ダ…メェ…っ…」
「…っ…気持ち…い…いっ…」
パンパンッという音と共に湊に下から突き上げられて、ソファーが軋む。
快楽の波が、二人を楽園へと導いていく。
「…あぁぁぁぁっ…っ…っ…イっ…くぅ…っ…み…なとっ…」
「…帆…波…俺もっ…限…界…」
ほぼ同時にイくと、帆波は湊の肩に倒れ込んだ。
今度は二人の荒い息遣いが、静かな部屋に響き渡る。
「ごめん、出るね」
「…ふっ…ぁんっ…」
暫く帆波の中に入ったままの湊だったが、名残惜しみつつ出ると、彼女の口から甘い声が漏れる。
それだけでも、復活してしまいそうなのを辛うじて抑えて、彼女を自分の膝の上に抱き上げた。
帆波の汗ばんだ額に張り付いた髪を湊が指で除けて、軽くくちづける。
ちょっと、調子に乗ったかも…。
そう思っても、やめられなかった。
彼女の中が、こんなにも心地いいなんて…。
「大丈夫?ごめんね、無理させて」
「ううん」
こうして、素肌で抱きしめられるのはすごく好きかも。
彼の温もりを直に感じられるから、かもしれない。
「海が、高畑さんと付き合ってるって」
「聞きました。ティナちゃん、とっても幸せそうで良かったです」
「そうだね。まぁ、俺としては、海が帆波を諦めてくれて良かった、なんだけど」
仲のいい兄弟で、湊は海の気持ちを知っていても特に言葉にすることはなかった。
でも、これが本音なのかもしれない。
「帆波は、俺のものだから。これからは俺だけを見て、愛して欲しい」
「湊さん」
湊に真っ直ぐ射抜くような目で見つめられて、金縛りにあったように動くことができなかった。
彼の想いを全身で受け止めてあげたい…。
「ってことで、俺のここまた復活しちゃったんだよね」
「え…」
彼のモノが、確かに復活しているのを肌で感じつつも。
いい感じだったのに…。
「帆波のこんな姿を目の前に見せられて、黙っていられる男がいたら、拝んでみたいね」
「うわぁっ」
再び、ソファーに押し倒されて、腑抜けになってしまった帆波だったのでした。
※ このお話はフィクションです。実在の人物・団体とは、一切関係ありません。作品内容への批判・苦情・意見等は、ご遠慮下さい。
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